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上昇し続ける住宅価格…どう考える?

10近年、物価高騰や世界情勢により住宅の価格も例外なく上がり続けています。


ここ2~3年前と比べても、坪単価でいうと15万/坪位平均で上がっていますね。


30坪で2400万位だったお家が、2850万に…同じ性能スペックでも450万も値上がりしているってことです。


こうなると、住宅って建て時や建て控えが起きますよね。


年収がいきなり上がって、借り入れと毎月の返済額に余裕が出る方は殆どいらっしゃらないですから、


迷って当然と思います。


さらには住宅に関わる資材って、今までの歴史が物語っていますが、高騰するともう金額は据え置きになりますので、ほぼ下がりません。


これからお家を考える人は、選択を迫られる時代が来ています。


結果、賃貸に住み続ける・安かろう悪かろう住宅を仕方なく買う…これらは結構最悪な選択肢です。


賃貸はトータルで見ても生涯住み続けるには戸建てと比べコスパが悪く、ローコスト住宅は、暑く寒い、冷暖房光熱費が膨大であることや、耐震やメンテナンス性等安心面に欠ける側面がありおススメ出来ません。


住んではみたけど結果的にメンテナンス費用、冷暖房費用が増えては本末転倒です。


住宅って、買い時がありません。必要・欲しいと感じたその時が買い時です。


ではこれからの時代、どう住宅購入を考えればいいのか…


私達設計者の目線でのお話ししてみます。


少し考え方のお手伝いをすると…


住宅は大きければ大きい程、寒くなりますしメンテナンス費用が掛かります。


天井が高ければ高い程、冷暖房効率は悪くなるし換気の負荷も増え光熱費増しとなります。


まずは①、建坪を小さくするのが賢明です。


小さい程、掛かる建築コストが減らせます。


単純に坪100万なら2坪減らせば200万も下がります。


屋根や外壁のメンテナンスをする面積も減ります。


冷暖房効率も、より少ないエアコン負荷で済むのでアップします。


建物気積も減るので、換気効率や光熱負荷も向上します。


極めつけは、床掃除や窓拭きの掃除が楽です。


年末の大掃除、大変ですよ…


ざっと挙げてもこんなにメリットがあります。


住宅は大きければ良いってものではありません。

私は、今の時代むしろデメリットの方が多いと感じます。


大きさは、本当に必要な大きさを、今までの生活スタイルと照らし合わせ見極める必要があります。


大きさで見栄をはるのであれば、住宅は小さく建てて、あとのお金で良い車を買って見栄をはった方がよっぽど良いと思います。


その②、天井高さを低くする。


最近は、高天井がトレンドですが、リビング以外を高天井にする意味はあるのか…という事。


天井高さを低くしても、リビングは吹き抜けを設ければ開放感はつくれます。


断熱住宅でしたら吹き抜けは日射取得や冷暖房効率のメリットが多いので、積極的に採用したいです。


天井高さを下げれば建物階高も下げられるので、建築コストも下がります。


低い天井の美学と空間の抜けを理解して建築する方が、変に高天井にするよりカッコいいと思います。


その③は、ずばり見栄をはらない。


これは、よくある例としてあげますと、謎の間接照明を入れない・高級なテクスチャを壁に貼らない・子供部屋を大きくしすぎない・ハイグレードの住宅設備を使わない等が挙げられます。


正直、ここは建築士の役目であり提案力の問題なのですが、トイレに間接照明を使ったり洗面所に高級なタイルを張ってみたり…


用は魅せ方な訳ですが、リーズナブルな方法でもかっこよく見せる事は可能です。


テクスチャも高い=かっこいいでは無い…人間の空間認識の優位な所に使用しなくては意味が無い。


あと、子ども部屋も小さくていいと思います。


子どもって長くて18年位しか住まないと思うのです。6畳もいるのかな?と、よく感じます。


一番金額に影響ありそうなところは、ハイグレードな住宅設備を使用する事。


キッチン・ユニットバス・トイレ等…これらは10年そこらで保証も切れ、入れ替え時期が必ず来ます。


海外製の食洗器・自動開閉便座・浴室乾燥機・グレードの高い面材…便利・かっこよさはありますが、故障した時、メンテナンスを視野に入れて、本当に扱いきれるかを今一度考えてみて下さい。


故障しても、取り置きのパーツは10年位しか製造しないのがメーカーであり、商売です。


そしてその③は床暖房を入れない。


これは、床暖が光熱費がかかる事と、ヒートポンプ式でも結果10年で交換が来る事、表面温度が高くなりすぎる為、輻射が不快になる事があります。


断熱住宅なら猶更で、エアコンの方が小容量で済むためイニシャルもランニングコストも安いのに、

床暖入れる意味はあるのか?となります。


断熱は100万位でスペックアップ出来ますし、概ね10年でイニシャルコストを回収出来ます。


それであれば、床暖に初期費用数十万円を払わなくても良いのではとなりますよね。


ちなみに①~③を全て反対にやってしまうと、固定資産税等も加点ポイント多数なので上がってしまいますから、資産性の側面でも考えものです。


最後に④、中古住宅リフォームも視野に入れる。


今、中古市場はとても盛り上がっています。


既存のストック住宅利用に対してもリフォームの補助金が多くあり、自治体も積極的です。


優良な中古住宅であれば、リフォーム・スケルトンリノベーションも検討しても良いと思います。


日本人は総じて新しいものが好きで、住宅に関しては海外と違った考えを持っていますよね。


なので、中古住宅市場は割と穴場が多く良い中古物件が眠っているのです。


中古住宅は住む前に部分的に断熱リフォームをして、耐震補強をすればまだまだ十分現役でいけます。


リビングなんかは住みながらにしてリフォーム・DIYしていくのも魅力ですよね。


このように、これからの時代の住宅の考え方を改めないといけない感じですが、同意見を持っていただいた方はまだまだ新築でも手が届くと思いますので、諦めずに。


まずは何を優先すべきか?改めて見つめ直すお時間があると良いと思います。


多くの方は、一生に一度のお買い物ですからね。


まだまだ、高騰する新築をお得に購入する術は多くありますので、ご興味ある方はご相談くださいませ。


ぼそぼそ

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