今日は私たち建築士についてぼそぼそしていきます。
建築士って、一級と二級があるんですがこれって結構「何が違うんですか…?」って聞かれること
多いんです。
ランクみたいな感じがして、レベルが違うの?みたいな印象があるみたいですね。
実際のところですが…ざっくりまとめてかつ、分りやすくすると大きく下記が違います。
「一級建築士」…国土交通大臣登録交付である。(二級建築士」は各都道府県知事交付)
…出来る事
・500㎡を超える住宅以外の建築物の設計・監理
・4階建て以上の建築物の設計・監理
・大規模な病院・学校等の設計・監理
etc…
他にも、色々細かくありますが、ポイントは規模の問題です。
実はどんなに大きくても住宅設計・監理をするのは二級建築士でOKです。
たまに、一級の方が良い家をつくる・デザインが良い・信頼できるといった声を聞きますが…
別に一級だから素晴らしい仕事ができる訳じゃないです…
級は技術レベル・経験値を測る指標ではありません。
二級で住宅専門の設計士・建築家でも、とんでもないレベルの実務者は結構います。
主に住宅専門に生業をしている人がメインなので、中々な人達が多いのも事実です。
なので、勘違いして二級建築士の選択肢を避けてしまうのはもったいない気がします。
二級建築自体、住宅建築士と言われているほどなので…
勿論、一級の方が勉強範囲が飛躍的に違いますし、
構造や法規・環境設備等知識量的には多いでしょうが、
住宅に限れば、必ずしもレベルが上というわけではないので、注意しましょう。
「良い"家"を設計する」、と「一級である」はあまり気にしなくていいと思います。
私自身、「一級」は勿論目指していますが、それはまだまだそういった認識が多いからですかね。
勿論、名前に箔が付きますし、住宅のみならず建築をしたいので、一級建築士事務所を目指します。
実際、試験問題のレベルが違うし合格率も毎年4~5%ですから、中々苦戦していますが。
ちなみに、一級になる気がない・一級の勉強をしていないのに、
一級を批判する設計士は話になりませんので、そういった建築士も避けた方が無難ですよね。
ぼそぼそ
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