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執筆者の写真koharubi

家づくりを「楽しむ」感情…

家づくり。


大変ですが、色々楽しい事が多いですよね。


私は住宅設計をしているとき極力全ての行程を施主さんにお伝えしています。


土地特性からプランニング、構造や現場作業、温熱そして住まい方や光熱費テクニックまで。


構造図とか構造計算書も話します。

「基礎はこう設計して~地反力を考慮して~梁はこういった組み方で…計算して~コストカットして~」とか全部。


配管経路とか換気経路を考慮している構造やプランの工夫も話しますし、家具とか家電の事も、自動車の事も、外構の事も沢山話します。

意匠だけじゃないんだよと。


多分そこまでやっている人は少ないと思うのですが、生涯住む家の事を施主さん自身角まで知ってもらって住んで欲しいんですよね。


そうすれば、施主さんが胸を張って人にお家を話せますし。


後々変なリフォームセールスに引っ掛からないようにも出来ます。


何より、これは生涯一回のプロセス。


全工程を楽しくエンターテイメントにしたい。


ただ、任せられるのではなく

「楽しませる。」


当然会話も、現場でのアクションも。


そんな家づくりですが、他を覗くと驚きがあったりもする。


何て言うか、最近インスタを始めて知ったんですが…私はSNSに疎く慣れてなくてですね…始めてみたら家づくりが凄い情報量で…

そんな中でも「おいおいマジかよ!?」みたいな投稿が多すぎてビックリしたという話です。

お客さんからこうしたい、とかこれ出来るかとか聞いていたので、SNSってすごいんだなーと思ってはいましたが。


具体的な内容は控えますが、まあ単純に脱法だったり、

メンテナンスはこれはどうするんだい…?とか、

更新性が皆無だったり、職人さん泣かせだったり、カビだらけになるぞこりや…とか、

極めつけはリビングに灼熱地獄でも造るんか…?とか。


まあ、意匠を優先する余り疎かになった設計が意外と多かった。


それでも何千と「いいね」が付いている恐怖。これは驚きました…


これって、隅々までお施主さんに「デメリット」とか設計説明してないから起こるんだと思うんですよね。


若干設計者のエゴもあるのかと思いますけど。


まあ単純に設計者が無知なのも原因ですけど、結構業界全体の問題だと思います。


YouTubeでもこれは多いんですけど、インスタの方が投稿が手軽なので、

こっちの方がひどい印象です。。


こういうのってもう、家づくりが単なる「商品」になってるからだと私は思います。


載せれば良し。


かっこよければ良し。


写真撮れれば良し。


そうすれば「売れる」


安けりゃ良い。


面白ければいい。


なんだか目標が違うような…?


私は家づくりは「技術を買っていただく」という考え方が遥か昔から根底にあるので、こう思ったことは無いのでよく分かりません。


住み手使い手の幸せを願って造れば、そうはならんだろう…と感じました。


そう。


良い家づくりを楽しむっていうことは、SNS見て収集するばかりではなく、お願いした建築家や設計士を信じて素敵な提案をもらうことです。


こうしたい。ああしたい。


それは間違っていることや危ない事なら、予め進めないのがきちんとした設計者です。


力量がある方なら、正しい提案がちゃんと出てきます。


私は他の設計会社や工務店からの同業者からの仕事依頼も非常に多く、他社をよく見る機会があります。


関東津々浦々、東海から関西まで飛び回っています。


当然設計士のレベルも分かりますし、おやおや…?とグレーな方だっています。


ホントに色々な家づくりのプロがいます。


「楽しむ」、ということは、"建築" においては必要な要素だと認識しています。


地域の魅力を引き出したり、建築利用を活性化させるキーポイントになったり。


行政や建築家の方々と、まちづくりや商店街再生を一緒にやっているとよくわかります。


しかし "住宅" においては一歩間違えると最悪な結果を生みます。


楽しむプロセスをしっかり導いてくれる設計士さんと出会えれば幸せなんですが、そうもいかない世の中…


私のブログを見ている中々マニアックな方々なら、良い設計士さんを見極められるでしょうでしょうけど、絶対数は少ないですからね。。


竣工するまでのワクワク、住んでからの心地よさ。

それを考えて、ホントに楽しくて質のいい家づくりをして欲しいです。


そんな設計士や建築家見つからないよ。。

と悩める方は、


諦めず、まず私にご連絡下さい。


クソ真面目な設計士で有名な私でも、

もちろんお手伝いさせていただきたいですが、


建築計画エリア毎に信頼できる超絶技能の設計士をこっそりお教えいたします。


実は優秀な設計士さんは皆横で繋がってるものでして…高いレベルでずっと競い合っています。

でも皆目指すベクトルは一緒で、「良いモノを提供したい」という感情。


だから常に情報交換して交流しているものです。


少なくともこのぼそぼそブログをクリックした損はさせません。


さあ、10月山場。

多忙を極めるなか久しぶりの投稿

モヤモヤを夜な夜な、ぼそぼそ…

思いつくまま


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