top of page

「雨」の建築工事、その後も安全?



木造って基本的には雨に濡れても、ある程度は大丈夫な資材を使っていることが多いですが、

それって本当に安心なのでしょうか…と気になる事ありますよね。


ゲリラ豪雨の中びっちゃびちゃになっても建ててる現場、シートなどの養生が甘く、濡れ濡れの現場…


結論から申し上げると、その後の対応によっては「非常に良くない」です。


”基本的"に木造は1滴も濡らしたくありません。


それは、木造は水分を吸い上げる性質があるので、濡れた状態で壁を造る・床を貼る等して、

濡れたものに蓋をしてしまうと、水分の逃げ場が無くなり、住み始めてから温度の変化による「蒸し返し」という現象が起きるからです。


単純に「壁の中」や見えない所で温度差が生じ結露が発生しやすい状態です。


基本的には木材は、「含水率」という、木材が水分を含める上限が製材過程で操作されており、

含める水分量が決まっている資材となっていますが、

夏のゲリラ豪雨・梅雨等で雨にさらされた木材は含水率が急上昇します。


含水率が上がった資材はそう簡単に元の含水率には戻らず、建物が完成し住み始めてからも水分の放出を続けます…


そうなると、なんとなく分かりますよね。


見えない所で、カビだらけ・腐朽しまくり現象が起きるわけです。


つまり、そもそも濡れないよう対応している・又は濡れてしまったので、除湿してから工事を進める、結露対策を追加するといった対応をした建物と、濡れたまま何もしない建物では、

数年後大きな違いが出るという事です。


何故こんなこと言いたいのかというと…「濡れても大丈夫な資材を使ってます。」「乾けば元の含水に戻るから大丈夫です。」「特類の合板を使ってますから、濡れても安心です!」と言っちゃう営業マンが多すぎです。。私も元営業マンなので周りに沢山いました。

何もせず、そのまま言いくるめられて進めちゃうリアルがあります。全然大丈夫じゃありません。


こちらの写真をみて下さい。

黒ずんでますね…これ、よく見ますよね。


壁の中、通気不良と結露でカビだらけの証拠なんですよ。

断熱材も水分を含んでずれ落ちて、壁の中の下に溜まっている状態です。


こうやって、言いくるめられてきた結果が、現状こんな状態の家を沢山見ているってことなんですよ。


雨に濡れてもいい…それは色んな問題が絡んでいます。


特類の合板だって濡れると塗膜がきれて床がフカフカになりますし、上棟中なんかだと、サネをくっ付けるボンドが施工出来ません。それにより床の耐震倍率が出ないので基本施工不良となります…


断熱材だって、1滴でも濡れたら二度と本来の性能には戻りません。


濡れたらその後の対応で全てが変わります。


壁の通気層を計画より大きくする・調湿シートを追加する・定期的な湿度とりをして状態把握する・

工程を多少ずらすetc…


出来る事はいっぱいありますから、もし濡れちゃったら必ず対応をおススメします。


その場で10万くらいかけて対応した方が、

将来ダメになって改修することになって数百万単位を飛んじゃうよりその方が良いですよね?


勿論、ダメになったなら施工者の責任ですが、それよりメンタルショックが大きいです…


そもそも養生不足等、

濡れない対策をしていないビルダーとメーカーは選択肢から外した方が無難です。


結露・断熱・通気のノウハウは恐らくありません。


「濡れた場合、どう対処するか?」…といった質問を疑わしきはかけてみて下さい。


私も、他社のリフォーム・一部改修で酷い現場を見ているので、

ご参考までに。


ぼそぼそ

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page