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多段構成のフロアプラン…
「いしどの家」
建築地：埼玉県
用途：専用住宅
構造：木造軸組
建築性能：耐震等級3 耐風等級2 (許容応力度計算)
省エネ性能：UA値=0.55 W/㎡k C値=0.5 C㎡/㎡
Design concept
埼玉県の片田舎。
「段々で目線の動きがある楽しい空間にしたい…」
そんな一言コンセプトから始まった本プロジェクト。
けして大きくはない土地で、有効な方法はスキップフロア。
構造の欠陥になりうる平面の重なりは、地震時の力の流れが単純ではなくなるので、
慎重な計画が大原則である。
非常に有効な手法だがしかし、巷ではそこまで考えられていないのが現状。
本件は階段のスキップフロアとリビングの吹き抜け、リビング上のロフト等、
縦方向に空間を構成し、限られた広さの分譲地の土地を最大限に生かす。
許容応力度計算(構造計算)をし、立体的な空間デザインを有効に考えた。
資材もこだわり、外部には高耐久の磁器質タイルと瓦屋根を使用。
それに合わせ、デザインもかなりおとなしめに周辺の住宅と調和を図る。
シンプルに落とし込み周辺環境との整合性を持たせる事を意識した。
省エネ性能はコストの関係で次世代省エネ基準にとどまり少々光熱費は掛かるが、
その代わり太陽光を日中光熱費0円になるように計算、容量を積載。
少なくともお財布にも優しく環境にも優しい設計で解決した。
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