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構造・素材を魅せる高性能平屋…

「栃木の平屋」

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建築地:栃木県
用途:専用住宅
構造:木造軸組工法
建築性能:耐震等級3 耐風等級2 (許容応力度計算)
​省エネ性能:UA値=0.34 W/㎡k C値=0.3 C㎡/㎡

       Q値=1.73 W/㎡k
​断熱:屋根 フェノバボード  66mm + 66mm
  :壁 高性能GW16K  105mm
        +フェノールフォーム 45mm
  :基礎 XPS3種a   90mm
 窓:高性能樹脂窓+D1.5高性能玄関ドア
​換気:第三種換気
Design concept

まず構造を魅せる。大きな切妻屋根の構造材を美しく表す本プロジェクト。

構造材が表しになった大空間の平屋となる本設計は、
国産杉の柱、赤松や米松、檜といった無垢材を使用し、加えてラーチ合板をドアや
内部仕上げに使用している。

玄関を開けた瞬間、無垢の木の香りに溢れた空間となっている。

大きく架かる屋根は、軒の出を構造計算により正確に設計。
積雪が多い地域ではないが、やや多めに積雪荷重を考慮して軒先を考えている。
また、冬期の日射取得、夏の日射遮蔽を意識し、パッシブデザインを意識した
軒の出寸法とした。

風通し、日射利用等の自然エネルギーにて極力、室温管理を図る仕様としている。
野山に囲まれた本土地は、森林からの風が吹き抜けるので、​建築環境にマッチした
プロジェクトとなった。

結果として、冷房期474kwh/¥11,367 暖房期1666kwh/¥39.984 で冷暖房費が可能となる。

45坪の平屋だが、14畳用200Vのエアコン一台で夏も冬も室内満遍なく快適になっているのは確かだ。
暖房期がやや光熱費がかかるが、軒の出を夏寄りにしたためと、3種換気であることが大きな要因だ。

現代の最新省エネ基準住宅が掛かるエネルギーの60%をカット出来ている計算であるので、結果としてはランニングコストが浮いている計算である。
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