高騰しすぎる住宅価格にホンネ…
- koharubi

- 2025年12月27日
- 読了時間: 5分
さて、まったく更新できなかったブログ。
今年は数回程度しか書けませんでした…
あまりにも激動すぎて、多忙であり戸惑いの年でしたね。
業界は住宅に対する審査の長期化に加え、建築資材の値上げ。
着工頭数の大幅減とまさかの国の住宅補助金が有り余る状態で終了。
そして住宅建築費用の爆増。これはもはや愚痴。
加えて上がらない賃金に謎の税制。
賃金上がらないから融資も限定的で、当然住宅など購入を諦める方々が続出していますね。
私は設計事務所の人間ですが過去の経験では工務店時代の方がはるかに長いので、
当然予算管理から実行予算計画、粗利管理までエリアの中枢を担うリーダーとしての立場で仕事をしてきました。
見積もりも商流管理も最終粗利計算も全部携わってきました。
この知識と経験ってバカにできなくて、当然現在の設計実務に死ぬほど役に立っています。
何が高くなる要因で、どれくらいの粗利で経営が可能なのか。
どれくらい粗利をあげるとウハウハになるのか。はたまた良心的で経済的設計なのか。
なんていうか…
建築費が何故にそんなに爆増してるんだ?と思うことが多くて。

お見積もりとか工務店さんからいただくと、正直粗利が全て予測が出来てしまう頭になっているので、
たまに気まずい時があります。
所見のエリアで初めて工事部隊の見積もりでは、こちらが解らない脳みそだと思って出されることもあります。
いや…今まで、死ぬほど如何に合理的に金額が安く設計出来るかを取り組んできた私は全て見えてしまっている。
そうすると明らかな単価の世間的剥離が垣間見えることがあって、何故にそんなにかかるのかを論理的にチェックバックすると、単価が剥離しない価格で直ってくる。
設計は当然全てにおいて経済的に合理的に設計しているわけで、バカ高い商材などは使用しないようにしているし、今まで沢山利用してきたので金額のエビデンスデータもあるから解ってしまうわけです。
どうゆう作りだと工事費が上がるのか…どんな仕様だと上がるのか。
要は、経済的に合理的な設計をプランから構造、温熱と一体になって設計していけば金額って普通は
理不尽に上がらないはずなのに、何故か同じ金額で「一式」という形で算出されてしまう。
そのやり方で建築費が下がるはずがありませんし、ましてやそこに懸けた設計の時間は全て無駄です。
真面目に丁寧に設計するほど馬鹿を見る仕組みになっています。
そりゃあ…住宅費用爆増って言われるわな。と…
世の中はそんな「仕組み」で溢れていて、そこを根本的問題として追求しないからただ単に建築費爆増となっているだけなのではと思います。
俗にいう坪単価ってのが割とよくない風習ですよね。
基礎工事とかも、鉄筋量とかコンクリート立米数とか残土処分とか、型枠が既成でいけるようにとか職人さんが手間かからないように構造設計しても、一括りで坪単価。
地中梁は極力小さくなるように上部構造とか応力考えながら設計しても坪単価。
なんでや…手間暇減らしてるはずなのになんでや~!!
結局のところ、ここに便乗している業者さんもいるし職人さんも当然います。
超経済的て合理的なシンプル構造設計と、複雑怪奇で難儀な構造設計で同じ単価なはずないですよね…?
まあ簡単に言うとそういうところ。たぶんめんどくさいんだと思います。
それすら坪単価で一括り。
どれだけ努力して合理的にしても一括り。
そりゃ金額下がらん…(笑)
そりゃビジネスですから利益あげてなんぼです。設計もそう。私だってウハウハしたい。(ホンネ)
ただ、適正利益ってありますよね?
今年は多々そんな場面に直面しました。
一つ一つ真剣に向き合うほど、もう無駄なのかなと感じることもあり…
熱量の圧倒的違いを痛感させられたり。
これからの時代、AIもあり真面目な工務店も多い激動を生きるためには、
見積もり一つ一つの事を丁寧にそして良心的に考え向き合っていかないと正直生き残るのは絶対不可能だと思います。
AI使いこなす施主さんがもう当たり前ですからね。
私は設計事務所なので工務店さんがいないと仕事になりません。
だから、率直に同じ熱量で積算とか仕事ができるととても嬉しいです。
勿論、うちを担当してくれた仲間の工務店さんは大体そうです。
でもそうすると、担当工務店の選択肢はもはや「限りなく僅か」なんですよね。
ホントにこれが現実だと思いました。
今後、もっと状況は厳しい世の中になっていくと思います。
当然、施主さんの感覚もAIやSNSが発達することでどんどん研ぎ澄まされていくし、
なんでもバレバレになる時代がくるかもしれません。
経営においての最低粗利だってそうです。
だからこそ、一棟一棟を丁寧に真面目に携わるようにするのは今後の本質課題です。
良いものは高いってのは誰でも分かりますが、その価値に対し適正価格でなければ
誰もそこを求めないでしょう。単にこれはいいから高いんだよで通じる世の中は終わりです。
それでも、見積もりとか価値が諸々変わっていかないのであれば
残念だけど、私はこの業界はもう諦めるかな(笑)
他に好きなことします。生きてはいかないといけないので。
そんなことを真剣に感じる一年でした。
来年はどうなるか。
既に計画中の案件があるので、変わらない熱量で施主さんと工務店さんと関わっていきたいところです。
さあ…ほぼ愚痴(笑)
今年もなんとか生きられて、自分と回りの人達にありがとうですね。
ぼそぼそ


